スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/-- ] スポンサー広告 | コメント(-)

壺 中 の 天 

中国の故事に、「壺 中 天」というお話があります。

壺中の天

今は昔、市場に壺公(ここう)という薬を売る老人がおりました。でも不思議なことに、日が暮れると店先に置いてある壺の中に入っていくのです。

それをたまたま、費長房(ひちょうぼう)という青年が見てしまいました。彼は、壺の中の世界がいったいどうなってるのか知りたくて仕方ありませんでした。

そしてある日のこと、とうとう老人に取り入って壺の中に入れてもらえるよう頼み込んだのです。

すると、なんとそこには竜宮城のような絢爛豪華な別世界が広がっており、その老人に贅を極めた酒宴をもてなされたというのです。

実は、その壺公という老人は仙人だったそうな。


中国の故事には、このような神秘的で玄妙な仙人のお話は数多みられますね。ほとんど短編にもかかわらず、その世界に惹き込まれてしまいます。

爛柯(らんか)、橘中楽(きっちゅうらく)等、囲碁にまつわる話にも仙人は登場します。

特にこの「壺 中 天」、タイトルからしても興味をそそられますね。内容が想像し易いとも言えるでしょうか。

毎夜、老人が「壺の中」に入っていく姿を見てしまったら、それは誰だって気になって仕方ありません。つい好奇心で覗いてみたくなるのは、古今東西・老若男女に限らず人情でしょう。

そして、「壺の中」の世界は自分の「内面の世界」を表してもいます。人はどんな境地にあっても自分だけの別世界を持つことが出来るという意味でしょう。

思うに、おそらく壺公という仙人は、「壺の中」に入る姿をわざとその男に見えるようにしたのではないでしょうか。

「邯鄲の夢」の話にもみられるよう、立身出世を夢見る盧生(ろせい)という青年に、呂翁(りょおう)という仙人がわざと夢を見させて気付かせたようなものだと想像するのです。

全ては「一炊の夢」。この世に起る、目に見える現象は全て儚い幻想の世界であることを。

「壺 中 の 天」・・・壺の中のもう一つの世界への誘い。それは仙人にとって、「思う壺」だったのかも知れません。



[ 2007/11 ] 不思議な話 | CM(2)

壺の中

とても良いお話を教えていただきました
私の壷の中はじつにちっぽけで愚かで情けないのですが
ゆっくりとじっくり向き合ってみたいとおもいます^^

宝箱のようなお部屋・・・
roku君もかわいいですね^^
またお邪魔させてください

よろしくおねがいします
[ 2012/03/01 12:02 ] [ 編集 ]

星の王子さまへ


中国の故事は、短いながらも惹き込まれます。

特に仙境に生きる仙人の話は小さい頃から好きで、玄妙・霊妙なる得も言われぬ余韻を残し、そして夢がありますよね。

さて、今宵もまた自分だけの唯我独尊「壺の中」の世界に戻りますね^^
[ 2012/03/01 21:57 ] [ 編集 ]

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する









上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。