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囲碁 「鶴の巣ごもり」 

まだ少し早いが、灯火親しむべき候、夜は読書だけでなく最近またネットで碁を打ち出した。酒が入り、ほろ酔い気分で「烏鷺」に興じる。今の時代、インターネットで「爛柯」「橘中楽」を味わえるのだから便利な世の中になったものだ。

10年あまり前のことである。ひょんなことから囲碁に出会った。それまでは「たばこ臭い年寄りのゲーム」と決め付けて止まなかった。
だが、ずっと気になっていたことがある。それは、登山・スキー・野球・ゴルフ・テニス、その他様々な広く奥の深い遊びを経験してきた方々が、何故こんな小さな碁盤に夢中になって遊び興じるかであった。もしや、何かしら遊びの「究極」「本質」が、此処に隠され存在するのではないのだろうか。

覚えてすぐのことだった。「鶴の巣ごもり」という名の手筋・形に出合った。なんとも優雅で風流な美しい名前ではないか。あたかも、鶴が巣の中で健気に雛が孵るのを待ち篭もるかのような。

20070905112059.gif

黒石が巣で、白石が鶴である。巣の底の黒石3子は、あと三手で白に取られてしまう。
だが、黒から先に白石を取ってしまう鮮やかな手筋がある。





碁を覚えて間もないある日のこと。
囲碁の大会があり、初級者の部に参加した。確か、17級で出たような記憶がある。

相手も同じ似たり寄ったりの初心者だった。
挨拶を済ませ、お互いに緊張の面持ちで打ち進めていた時だった。

小さな部分的な戦いになり、相手の石が逃げ出した。

これは、どこかで見た形だ。
なんか、ツルみたいなのが巣から首を伸ばしてない?

まさしく、先日勉強したばかりの手筋問題集にあった「鶴の巣ごもり」ではないか!?

人生には、些細なことでも本人にとっては「千載一遇」のチャンスと思える瞬間がある。

まるで、こういう舞台を神が、いや宇宙が用意・設定してくれたのではないか? くらいに・・・。

第一手目、割り込んでみた。 

相手は、「当たり!」と来た。

次、どっちからだっけ!?

頭の中が、ぐるぐると回る。
与えられたチャンスは、絶対に生かさなければならない。

(お願い・・・ツルさん。 逃げないで!?)

turu.gif


心臓が、バクバクと高鳴っていた・・・。





[ 2007/09 ] 囲碁の話 | CM(0)

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