子供の頃、蓮や里芋の葉で
傘を作った記憶がある

だが、そんな時に限って
雨は降らなかった
さて、そのサトイモの葉。神から授かった天の水を受ける傘の役目をしていると考えられていた。
よって七夕に飾る短冊は、サトイモの葉に溜まった夜露を集めて墨をすり、その墨で文字を綴って手習い事の上達を願ったそうだ。
そんな話をつい最近知った。
ところで、優れた書道家は墨を磨る所作を大事にするという。
墨の香りは心を落ち着け、黙々として精神集中にもなりイメージも膨らむそうだ。達筆及びそれなりの書家ならではの域である。
それが神から授かった天の水なら、一層丹精が込められると想像する。
その昔、願い事は里芋の夜露でしたためた。
何とも風雅で夢のある話と、いにしえに想う。
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ダム撤去、解体前の放水
紅葉に染まり
美しく静寂な湖面
そして渓谷に
放流サイレンが鳴り響く
怒涛の如く放出される濁流は
津波を彷彿とさせる
ちなみに「放流」と「放水」について
・ダムから水を直接河川に流すのは「放流」
・発電水路などを通した後、河川に流すのが「放水」
明確な定義は無いが、ほぼそのようなニュアンスのようです。
ダム以外に使われる例
・魚の「放流」
・消防車の「放水」